XRPLのPermission Delegation(XLS-75)、多数派の取得が9月25日にやり直しに 有効化は10月9日ごろへ、Lending Protocolは今も賛成ゼロ
XRPスキャンのアメンドメント一覧で、XLS-75(PermissionDelegationV1_1)の多数派到達時刻が2026年9月25日6時25分(日本時間)になっていた。2週間の待機を足すと有効化は10月9日ごろで、国内で報じられた「10月5日」とはズレる。賛成は35バリデータ中29。3.4.0で投票対象に入ったLending Protocol v1.1は賛成ゼロのまま。
XLS-75の有効化は 10月9日ごろに後ろ倒し
XRP Ledgerのアメンドメント(機能追加の投票)で、支払いなど特定の操作だけを別口座に任せられるPermission Delegation(XLS-75)の状況が動いた。9月25日時点のXRPSCANの一覧では、この機能の多数派到達時刻が「2026年9月25日6時25分(日本時間)」になっている。XRPLのルールでは多数派を2週間保ち続けたところで有効化されるため、単純に足すと有効化は10月9日ごろになる。
数字はこうなっている
XRPSCANのアメンドメントAPIを9月25日21時台(日本時間)に確認した値は次のとおり。PermissionDelegationV1_1は賛成29で、閾値の28は超えている。母数(validations)は35。
気をつけたいのは、賛成数そのものではなく「いつ多数派になったか」のほうだ。XRPLのアメンドメントは、賛成が一度80%を割ると2週間のカウントがリセットされる。今回の6時25分という時刻は、少なくともその直前までカウントが続いていなかったことを意味する。
- PermissionDelegationV1_1(XLS-75)… 賛成29/母数35/閾値28、多数派到達は9/25 6:25 JST
- BatchV1_1 … 賛成30、多数派到達は9/15 23:06 JST。有効化は9月29日ごろ
- fixBatchV1_2 … 賛成26。閾値の28まであと2
- SingleAssetVault … 賛成18
- ConfidentialTransfer(送金額や残高を隠す機能)… 賛成14
- DynamicMPT … 賛成14
- LendingProtocolV1_1(3.4.0で投票対象に追加)… 賛成0
国内メディアのNEXTMONEYは9月25日午前に「10月5日に大規模アップグレード」と報じていた。9月22日の時点では賛成が28に届いたと伝えられており、そこから2週間を足せば確かに10月5日前後になる。今のXRPSCANの値と合わせて読むと、その間にいったん割り込んで、9月25日に取り直した形に見える。断定できるのは「現在の多数派到達時刻は9月25日6時25分」というところまでで、それ以上は推測になる。
数字だけ見ると「賛成29、閾値28、余裕で通ってる」に見えるんだけど、実際は日付のほうが本体なんだよね。1票抜けただけで2週間まるごと巻き戻る設計になってる。Batchのほうは9/15から素直に走ってるから、29日にはたぶんそのまま入る。こういう「静かに後ろ倒しになる」やつはニュースになりにくいので、自分で一覧を見にいくしかない
Xでの反応
界隈でも、この日の投票状況に気づいた投稿がいくつか出ていた。上げ調子の受け止めと、仕組みそのものへの戸惑いが混ざっている。
Lending Protocolを「歴史的更新」と呼ぶ声と、「そもそも誰が借りるの?」という声が同じ週に並んでるのが今の実態だと思う。しかも賛成は0。コードが載ったこととバリデータが賛成することは別なので、ここは焦らず数字を見ていきたい
これから何を見ればいいか
見るべき日付は2つ。ひとつは9月29日ごろのBatchV1_1の有効化。もうひとつは10月9日ごろのXLS-75で、こちらは賛成が28を割った時点でまた後ろにずれる。Lending Protocol v1.1は賛成ゼロなので、まず数字が動くかどうかが先になる。いずれもXRPSCANのアメンドメント一覧で誰でも確認できる。
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