コインチェックがフレア(FLR)とダイ(DAI)の取扱いを11月2日で廃止 理由は流動性の低下、FLRは他4社で取扱い継続
コインチェックが9月28日、FLRとDAIの取扱いを2026年11月2日付で廃止すると発表した。理由はいずれも市場での流動性の低下で、DAIには発行体によるプロジェクトの継続性の低下も挙げている。国内のFLR保有者はXRPのエアドロップで受け取った人が多く、日本語圏では「国内で扱う場所が減る」という受け止めと、来年以降の金商法適用をにらんだ整理ではないかという見方が並んだ。
コインチェック、FLRとDAIの取扱いを廃止
コインチェックが2026年9月28日、フレア(FLR)とダイ(DAI)の取扱いを廃止すると発表した。廃止日は2026年11月2日。同社は利用規約第13条にもとづく措置として、FLRは市場での流動性の低下、DAIは流動性の低下に加えて発行体によるプロジェクトの継続性の低下を理由に挙げている。
発表されている中身
FLRについては、コインチェックは2026年9月28日時点ですでに販売所・取引所での売買も、貸暗号資産サービスもNFT決済も提供していない。つまり今回止まるのは「外部への送金」で、その期限が11月2日14時になる。国内でFLRを持っている人の多くはXRP保有者向けの配布で受け取ったぶんで、コインチェックでは最初から売買ができない状態だった。
DAIのほうはもう少し段階がある。10月26日14時に取引所での取扱い、外部からの受取、NFTでの利用、貸暗号資産の新規貸付がまとめて止まり、11月2日14時に外部送金が止まる。販売所サービスは9月28日時点ですでに提供していない。
11月3日以降もアカウントに残っている両銘柄は、コインチェックが適当と判断する時期・方法で売却して日本円に換金し、残高に反映する。反映は11月中旬の予定。日本円が反映される前に退会すると受け取れない点も明記されている。売却が困難と判断された場合は同社が管理し、廃止日から5年間は返還請求に応じるとしている。
- 廃止日:2026年11月2日(変更の可能性あり。告知は公式X @CoincheckStatus)
- FLR:11月2日 14:00に外部送金を停止
- DAI:10月26日 14:00に取引所の取扱い・外部受取・NFT利用・新規貸付を停止、11月2日 14:00に外部送金を停止
- 廃止理由:FLRは市場での流動性の低下/DAIは流動性の低下+発行体によるプロジェクトの継続性の低下
- 残った分は11月3日以降に同社が売却して日本円に換金、残高反映は11月中旬の予定
- FLRを扱う他の国内交換業者:bitFlyer、bitbank、SBI VCトレード、ビットポイントジャパンの4社(9月25日時点)
- DAIを扱う他の国内交換業者:bitFlyer、OKCoinJapan、bitbank、BitTrade、OSL Japan、Crypto Garageの6社(同)
FLRのほうは「売買できるものが取り上げられた」というより「置き場所がひとつ減った」という話に近い。コインチェックではもともと売買できなくて、配布で届いたぶんを持っているだけの人が多かったはず。ただ、送金の期限があるのは事実で、11月2日14時を過ぎると自分の操作では動かせなくなる。持っている自覚がない人ほど気づきにくいところが、地味にいちばん厄介だと思う
Xでの反応
日本語圏では28日の朝から話題になり、公式発表が回るより先に「終了しそう」という観測が出ていた。24時間以内にこの件へ触れていた日本語アカウントは、まとめ系の自動配信を除いても10前後。反応は「国内で扱える場所がさらに減る」という受け止めと、来年以降の制度変更をにらんだ整理ではないかという見立てに分かれた。
反応を並べてみると、怒っている人よりも「で、これ他も続くの?」と先を見ている人のほうが多かった。金商法への移管をにらんだ整理という見立ては筋は通るけれど、コインチェック自身は理由として流動性としか書いていないので、そこは今のところ推測どまり。自分としては、断定せずに次の発表を待つのが正しいと思う
これから何を見ればいいか
はっきりしている日付は3つ。DAIの取引所取扱い停止が10月26日14時、両銘柄の外部送金停止が11月2日14時、残高の売却開始が11月3日。保有者側でやることがあるのはここまでで、それ以降は同社の処理を待つことになる。
そのうえで、国内の他の交換業者が同じ動きをするかどうかは、まだ何も出ていない。FLRは現時点で4社、DAIは6社が扱っており、そこに変化が出るかが次の見どころになる。2026年7月に暗号資産が金商法へ移管された影響という見方についても、各社の開示を待つ以外に裏を取る方法は今のところない。
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