TapBox

XRPLのAIスターターキットがv1.1でStripe・TempoのMPPに対応 AIエージェントがXRPとRLUSDで支払える形に、ただしベータで採用事例は未公表
技術

XRPLのAIスターターキットがv1.1でStripe・TempoのMPPに対応 AIエージェントがXRPとRLUSDで支払える形に、ただしベータで採用事例は未公表

RippleXがXRP Ledger AI Starter Kitのv1.1を公開し、StripeとTempoが策定したMachine Payments Protocol(MPP)とOpen Wallet Standardに対応した。AIエージェントがデータや計算資源の代金をXRPやRLUSDで支払える。日本語圏では解説投稿が相次いだ一方、「Stripeの通常決済に乗ったわけではない」「実際にどこまで使われるか」という冷静な指摘も出ている。

技術 2026.09.19

XRPLのAIキットが Stripe・TempoのMPPに対応

追加された対応
MPP + Open Wallet Standard
支払える資産
XRPとXRPL発行トークン(RLUSD含む)
現状
ベータ。商用の採用事例は未公表
出典 CoinDesk / RippleX Developer Blog

RippleXが9月17日、XRP Ledger向けの開発キット「XRPL AI Starter Kit」のv1.1を公開した。StripeとTempoが共同で策定した決済標準Machine Payments Protocol(MPP)に対応し、AIエージェントがデータや計算資源の代金をXRPやRLUSDで支払えるようになる。

発表されている中身

MPPは「AIエージェントが仕事をしながら支払う」ための手順を決めた標準。サービス側がリクエストに対して値段を返し、エージェントが支払いを承認し、サービスがリソースを渡す、という流れになる。StripeとTempoが共同執筆した。

v1.1ではMPPに加えて、複数のブロックチェーンのウォレットを共通のインターフェースで扱うOpen Wallet Standardにも対応した。エージェントは秘密鍵に触れずに取引をリクエストでき、支払い上限や送金先の許可リストといった歯止めをかけられる。

もう一つの目玉がXRPのPayment Channels(支払いチャネル)。エージェントがXRPを一度預けておけば、その中で何百回と有料の問い合わせを走らせ、そのつど少しずつ承認していける。提供側は溜まった分をまとめて受け取れるので、1問い合わせごとに台帳へ書き込む必要がない。

  • 公開日:2026年9月17日(RippleX開発者ブログ)
  • 対応した標準:Machine Payments Protocol(Stripe・Tempoが共同策定)、Open Wallet Standard
  • 支払える資産:XRP、およびRLUSDなどXRPL発行トークン
  • ただしセッション形式(Payment Channels)は現状XRPのみ。ステーブルコインへの拡張は台帳のアップグレード案しだい
  • Rippleは6月にx402にも対応しており、どちらか一方に賭けない形
  • ソフトウェアはベータ。商用で使っている顧客名も決済額も公表されていない
💭 かっぱくんの見方

x402のときも思ったけど、Rippleは「標準を作る側」ではなく「どの標準にも乗る側」に回ってるのよね。AIエージェント決済がどの規格で固まるかまだ見えない以上、これは堅い選び方だと思う

スポンサーリンク

Xでの反応

日本語圏では9月19日にかけて解説投稿が相次いだ。ニュースそのものより「AIが自分で支払う」という絵の部分に食いついている投稿が多い一方、内容を正確に切り分けた指摘も出ている。

👍 AIが「データを買う」「計算能力を使う」時代の決済手段としてXRPが入る、という受け止め

👍 XRPとRLUSDの利用拡大を強く意識した内容、と開発キットの狙いを整理

🤔 「Stripe通常決済への直接追加ではなく、マシン間決済標準での利用が中心」と範囲を限定。ここは誤読されやすいところ

🤔 「あとは実際にどこまで使われるか、追いかけたいですね」と採用の実績待ちの姿勢

💭 かっぱくんの見方

NEXTMONEYさんの切り分けが正確だと思う。「Stripeで払えるようになった」ではなくて「StripeとTempoが作った機械同士の決済標準に、XRPとRLUSDという選択肢が増えた」が正しい。ここを混ぜて読むと話が大きくなりすぎる

これから何を見ればいいか

確認できる事実として残っているのは3つ。まず、まだベータで商用の採用事例が公表されていないこと。次に、Payment Channelsのセッション決済がXRPのみで、RLUSDを含むステーブルコインへ広げるには台帳のアップグレード案の成立が要ること。最後に、Rippleがx402とMPPの両方を抱えていること。この3つのどれかが動いたときが、次の節目になる。

出典:RippleX Developer Blog「The XRP Ledger AI Starter Kit v1.1」

出典: CoinDesk / RippleX Developer Blog

本記事は公開されている情報をもとにした事実の紹介と、それに対するコミュニティの反応の記録です。 特定の暗号資産の売買を推奨するものではなく、投資助言でもありません。 価格や制度は変動します。投資判断はご自身の責任で行ってください。

スポンサーリンク

← XRPニュースの一覧へ