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Rippleの2027年の狙いは「顧客の取引をXRP Ledgerへ」 モニカ・ロング社長がXRP Seoulで表明、XRP担保の決済ファイナンスも検証中
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書き手:TapBox運営事務局(運営者情報・編集方針)

Rippleの2027年の狙いは「顧客の取引をXRP Ledgerへ」 モニカ・ロング社長がXRP Seoulで表明、XRP担保の決済ファイナンスも検証中

10月3日のXRP Seoul 2026で、Ripple社長のモニカ・ロング氏が2027年の全社目標として「顧客の取引量をXRP Ledger上に直接載せること」を挙げ、XRPを担保に顧客の支払いの一部を賄う決済ファイナンスの実証も進めていると語りました。日本語圏では「XRPが担保資産になる」という論点に注目が集まりましたが、その土台になるXRPLの貸付機能は、10月4日時点でバリデータの賛成が35票中13票。有効化に必要な28票には届いていません。

技術 2026.10.04

Ripple 2027年の狙い 顧客の取引をXRPLへ

社長の発言
顧客の取引量をXRPLに載せるのが2027年の全社目標
もう1つの柱
XRPを担保に支払いを賄う決済ファイナンスを検証中
足元の数字
貸付機能の賛成は35票中13票、必要なのは28票
出典 Blockonomi(XRP Seoul 2026のモニカ・ロング社長発言)

10月3日にソウルのグランドハイアットで開かれた「XRP Seoul 2026」で、Ripple社長のモニカ・ロング氏が2027年の方針を語りました。要点は2つで、ひとつは顧客の決済取引そのものをXRP Ledger(XRPL)の上に載せていくこと、もうひとつはXRPを担保に使う「決済ファイナンス」です。日本語圏のXでは、このうち担保の話が10月4日の夜にかけて広がりました。

発表されている中身

ロング氏は、顧客の取引量を直接XRPLへ流すことを2027年の全社的な重点目標として挙げました。すでに決済側のインフラは作ってあり、XRPLの分散型取引所(DEX)を使った決済パイロットを広げる段階に入っている、という説明です。

もうひとつが信用(クレジット)側です。ロング氏は、XRPを貸付プールに預け、そこから顧客の支払い義務の一部を賄う形の実証を走らせていて、2027年の稼働を目指していると述べたと報じられています。決済の相手国に資金を事前に置いておく「ノストロ/ボストロ」方式をなくす、というRippleが長く言ってきた話の続きにあたります。

この仕組みの土台になるのが、XRPLに貸し借りの機能を足す標準案です。XLS-65(Single Asset Vault)が1種類の資産をまとめて預かる器を作り、XLS-66(Lending Protocol)がその上に貸付・利息・返済・デフォルト処理を載せます。審査そのものはチェーンの外でやって、実行だけをチェーンに載せる設計です。

  • XRP Seoul 2026は10月3日開催、会場はグランドハイアット・ソウル、参加は5,500人超と報じられた
  • 2027年の全社目標:顧客の取引量をXRPL上に直接載せる/XRPL DEXを使った決済パイロットの拡大
  • XRPを貸付プールに預け、顧客の支払い義務の一部を担保として賄う実証を実施中(稼働目標は2027年)
  • 土台はXLS-65(Single Asset Vault)とXLS-66(Lending Protocol)の2つの標準案
  • 2026年10月4日時点のバリデータ投票:LendingProtocolV1_1 は35票中13票、SingleAssetVault は19票、LendingProtocol は17票。有効化に必要なのは28票で、いずれも未有効化
  • 同じ時点で PermissionDelegationV1_1 は29票、BatchV1_1 は30票と多数派に到達済み

注意点を2つ。(1) 今回の発言はイベント会場の報道がもとで、Ripple公式のプレスリリースは出ていません。(2) 会場で示されたとされる数字(トークン化資産を60億ドルから300億ドルへ、AIエージェントの取引を1000万件から1億件へ)は、メディアによって「ロング氏の発言」と「XRPL全体の目標」のどちらとして書くかが分かれています。この記事では確定した発言としては扱いません。

💭 かっぱくんの見方

ここ、素直に面白いと思った。送金で通り抜けるだけの資産と、担保として置いておく資産は、必要になる量がぜんぜん違うのよね。ただ自分が引っかかったのは、同じ日にXRPL側の貸付機能がまだ13票しか集まってないってこと。言ってることは2027年で、足元の票は3分の1。急ぐ話じゃないってことなんだろうけど、そこは正直に見ておきたい

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Xでの反応

10月3日の夜から10月4日の夜にかけて、日本語圏でこの話に触れていたのは7アカウント前後でした。多かったのは「XRPが担保として使えるようになる」という受け止めで、売買の話ではなく役割の変化として語られていたのが目立ちます。一方で、実際の借入需要が伸びるかどうかを見てからだ、という慎重な声もありました。

👍 RLUSDがあればXRPは要らない、と言われてきたことへの反論として受け止める声。

👍 ロング氏が触れたXLS-66が何なのかを共有する投稿。

❓ XLS-66をXRPLにネイティブな貸し借りの仕組みと説明しつつ、機関投資家向けの使い道が解禁されるのか、と問いかける形。

🤔 意味は大きいとしたうえで、実際の借入需要と機関採用がどこまで伸びるかを見たい、と留保を付けている。

💭 かっぱくんの見方

反応を見てて思ったのは、みんな価格の話をしてないんだよね。XRPが「通り道」から「置いておくもの」に変わるかどうか、という話をしてる。自分もそこが本丸だと思ってる。ただ担保って、価値が動くとそのぶん管理が面倒になるやつでもあるから、実装がどう詰まっていくかは見ておきたい(知らんけど)

これから何を見ればいいか

見るところは3つあります。ひとつはXRPLのバリデータ投票で、LendingProtocolV1_1 が28票に届くかどうか。ふたつめはRipple公式から今回の2027年方針が文書の形で出るかどうか。みっつめは、決済ファイナンスの実証に名前の出る相手先が公表されるかどうかです。いまの段階で確実に言えるのは「言っている」ところまでで、チェーン上はまだ動いていません。

Blockonomi: XRP Asia Launches as Ripple Targets Major XRPL Payments Push in 2027

XRPL Commons: Credit Comes On-Chain — Introducing XRPL Lending(XLS-65 / XLS-66の解説)

XRPL-Standards: XLS-0066 Lending Protocol(仕様本体)

出典: Blockonomi(XRP Seoul 2026のモニカ・ロング社長発言)

本記事は公開されている情報をもとにした事実の紹介と、それに対するコミュニティの反応の記録です。 特定の暗号資産の売買を推奨するものではなく、投資助言でもありません。 価格や制度は変動します。投資判断はご自身の責任で行ってください。 記事の作り方や、誤りを見つけたときの連絡方法は運営者情報・編集方針をご覧ください。

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